ちょっと一息〜健康コラム
ちょっと一息〜健康コラム

文書作成日:2018/07/05



 骨の健康に欠かせないといわれるビタミンD。実は、最近の研究でそのパワーのすごさに注目が集まっています。今回はその知られざるビタミンDの効果について、詳しくご紹介します。




 ビタミンDは、油脂に溶ける脂溶性ビタミンのひとつ。小腸や腎臓でカルシウム、リンの吸収を促し、血液中のカルシウム濃度を保つ働きがあることから、丈夫な骨や歯をつくるビタミンといわれています。また炎症を抑える効果もあり、皮膚炎や体内の炎症を抑える働きもあります。ビタミンDは、食べ物から摂るのはもちろん、日光を浴びると体内でつくりだすことができます。




 ビタミンDは、厚生労働省の「国民健康・栄養調査報告」などの結果から、日本人に慢性的に不足している栄養素とされています。日本人の約半数がビタミンD不足で、特に女性のほうが不足している割合が高いということです。




 ビタミンDが不足すると、体内のカルシウムの働きが低下し、筋力や免疫力も下がり、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の引き金となる、うつ、花粉症を悪化させることもわかっています。さらに、国立がん研究センターの予防研究グループによって「ビタミンDが十分に摂れている人は不足している人に比べ、がんになるリスクが2割ほど低い」という研究結果がまとめられました。この調査は全国40〜69歳の男女を2009年まで平均で16年間追跡調査したものです。ビタミンDが十分であると肝臓がん、大腸がん、肺がん、乳がん、前立腺がんなどの予防効果がみられ、そのなかでも肝臓がんでのリスク低下が最もみられるという結果になりました。肝臓がんは肝炎から進行するため、ビタミンDの炎症を抑える作用がリスクを下げる可能性があると考えられます。




 ビタミンDが多く含まれる食べ物には、魚類(イワシ、サンマ、ブリ、サケ)、キノコ(干しシイタケ、キクラゲ)、卵などとなります。ただし、食べ物から摂れる量は、必要量の3分の1程度。残りは太陽を浴びて増やす必要があるとされています。ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、炒め物や揚げ物など油と一緒に摂取することで吸収率がアップします。また、紫外線の浴びすぎは問題ですが、夏なら1日15〜30分程度日光を浴びればビタミンDを増やすことが可能。外出する機会が少ない方は注意が必要です。




 食事や日光浴の他にサプリメントを摂るのも効果的ですが、ビタミンDの過剰摂取にはご注意を。摂り過ぎると高カルシウム血症が起こり、血管壁や腎臓、肺などに大量のカルシウムが沈着し、腎機能障害や食欲不振などの症状を引き起こすことになります。できるだけ食事から摂取し、窓を開けて日光を浴びるようにするだけでも改善しやすくなります。


 紫外線が強くなる季節は、日焼けやシミ、シワなどが心配な面もありますが、短時間の日光浴ならメリットが多いものです。体内のビタミンD不足を防ぎ、健やかな毎日をお過ごしください。


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